第1回
「マリーンはやっぱ、M16でしょう」
(2005年2月2日)


 去年、スッタモンダで隊制式小銃のM4A1をRIS化する事に決め、やっとこ年末に実戦配備が出来たばかりなのに、戦闘で1000発も撃たないウチに、「マリーンの軍装で行くって決めたのに、鉄砲がM4じゃ具合悪いんじゃない?」って事で、M16A4を隊制式小銃にしようと大英断した。(英断かなぁ。。)

 そもそもM4A1が隊制式小銃になったのは、「サバゲーで使い易い短い鉄砲だから」という理由だった。まぁ、見た目(特に脱着提把=キャリングハンドル)がカッチョ良かったのもあるんだが、サバゲーで使うなら鉄砲は短い方が使い易い。それは厳粛な事実である。

 ところが、軍装がどんどんマリーン風になっていく中で、鉄砲だけがマリーン風じゃないのは、やっぱ具合悪いんじゃないないかー、という議論は、今までにもしばしばあったのである。つーか、なんでマリーンはM4をあまり使わないんでしょうね?

 何度も何度もM4A1→M16A2の議論があって、決断しようとして挫けて、を繰り返してきた。見映えか、使いやすさか。この議論に決着つけたのが、2005年の「軍装自在化」…つまり、マリーンの一般部隊が使ってる軍装だったら、それっぽく各自でチョイスしてね、という具合に軍装規定を変える事に決心したからだ。

 実をいうと、長い鉄砲は格好いいなぁ、なんて個人的には思ってます。特に、捧げ銃の時なんかは、チンチクリンの鉄砲よりも長〜い鉄砲の方がバシッとキマって格好いいです。それに図体のデカイ兵隊だと、短い鉄砲は操作(担え銃とか立て銃など)がやりにくかったりします。

 そんじゃ戦闘ではどうか、と申しますと、実は1995年にM16A1を改造してA2を作った事があるんですが、最初は長いなぁ、と思いましたが、そのウチ慣れてきて、夜戦でもA2を使ってました。何でも慣れ、というか、モノに体を合わせる精神こそ、軍隊そのものであります!!

 もっとも、そうは言っても、S上等兵のような極度に規格外の身長(と体型)の人もいますんで、身長155センチ以下のちっこい人は、M4でもええんでないの?って事にしようかと思ってます。(それでもM16A4使う人には、タニー・漢(おとこ)賞を授与します)


1995年3月の設営隊活動の一コマ
手前の兵隊が持ってる鉄砲が、スクラッチM16A2
設営隊員全員が、M16A1を改造してA2にしたものの
その後、XM177E2を改造して
M4A1やアブダビカービンを作ってしまい
そっちの方が使い勝手が良かったので
M16A2はお蔵入りしてしまった



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